バックトラッキングとは簡単に言ってしまえば「オウム返し」の事なのです。
しかし、単純にオウム返しをするだけでは役立てる事は勿論出来ません。このスキルには3つの基本があります。
1、単純なオウム返し。
2、要約してオウム返しする。
3、キーワードを使ってオウム返しをする。
これにはどの様な効果があるかと言うと、相手と自分の会話の中で相手の言葉をこちらが繰り返す事によって相手の潜在意識に親近感を持たせる事が出来、相手の言葉を受け止めている合図ともなるのです。
例えば親と子の会話を例に挙げるとすると、
子供が「今日学校で○○ちゃんが□□□をして先生に怒られちゃったの」と話しかけて来たのに親が「うん、うんそうなのね」と同意するよりも「そうなの○○ちゃん□□□で怒られちゃったのね、でもそれはいけない事よね」と返すと子供にはきちんと話を聞いてくれるという合図と□□□という行為が怒られるいけない事なのだと伝えることもできるのです。
この時、会話の中で語尾の言葉をなるべく同じ口調にすることで更に相手との無意識での距離を縮めることもできるのです。相手が顧客や目上の人であった場合には同調に主を置くべきですが、余りよそよそし過ぎる対応をしてしまうと、話に興味が無いのだな、此方に関心が無いのだなと勘違いされてしまう事になりかねないのです。
このスキルを習得できる事で相手との関係もより近く出来るので、商談や営業活動には欠かせないのです。