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お客様に自分の伝えたい事が効果的に伝われば、アナタの受注率は高まります。
アナタは自分のサービスを売りたい時にいつも同じ説明をしていませんか?
そうだとしたらもったいない。
受注率を下げてしまっている可能性が高いです。
お客様のタイプを把握してそれに沿った説明をしたほうが契約率は格段に上がります。
お客様のタイプを簡単に見抜けるとっておきのNLPスキルをお伝えします。
お客様が視覚派か聴覚派か身体感覚派を見極めて接客する
人間は物事の認識を五感を通して脳内に再現をしていますよね。
例えば、アナタが江ノ島の砂浜で海を見ているとしたら、視覚で海や空、砂浜、江ノ島を見て、聴覚で波の音、かもめの鳴き声などを聞き、風が皮膚に当たる感じを受け取ります。
その時、どの感覚が優先的に使われるかは人それぞれ違います。
後日、「江ノ島の海はどうだった?」と聞かれた時に
「快晴で雲ひとつなくて海がキラキラしているのが綺麗だった。」と応えるアナタはV(視覚)が優位なタイプ、
「穏やかで人も少なかったから静かでよかった。ザーザーっていう波で落ち着いた~」と応えるアナタはA(聴覚)が優位なタイプ、
「暑くもなく寒くもなく波風が心地よくて最高だった。日差しもそんな強くないからとても気持ち良かった」と応えるアナタはK(身体感覚)が優位なタイプと言えるでしょう。
もちろん人は一つの感覚器を使っているのではなく、VAK全ての感覚を使っているのですが、優先されるものがひとによって違うのです。
同じ感覚でコミュニケーションをした方が相手との距離がぐっと縮まり、相手も自分の伝えたいことを深く理解できます。
ですからお客様がどの感覚を優先的に使っているのかを知ってそれに応じたコミュニケーションをすれば
アナタのサービスを買ってくれる可能性がグッと高くなるのです。
お客様のタイプの見極め方と対処方法を詳しくお伝えします。
ステップ1.お客様の話すスピードを観察する。
ステップ2.お客様の話の内容を観察する
ステップ3.お客様の視線や動作を観察する
ステップ4.お客様のタイプに合った説明をする
ステップ1.お客様の話すスピードを観察する。
お客様が早口な人はほぼ間違いなくV(視覚)タイプです。映像優先ですから頭のなかで映像化されたものを素早く伝達することが得意です。
そのようなお客様はこちらも素早く応対すると相手にストレスを与えません。
こちらもいつもより早口で喋ってあげると、お客様は同類と思って仲良くなりやすいです。
一般的にトーンも高めです。
とくにスピードが早くもなく遅くないと感じる人はA(聴覚)タイプな人の可能性が高いです。同じくらいのスピードで話しましょう。
抑揚のあるトーンを使うのが特徴です。
とっても遅い、ゆっくりだなと感じたらK(身体感覚)タイプ。この方はこちらが早口で説明してしまうと混乱する可能性がありますので相手が理解したことをしっかりと確認してから話を勧めましょう。
K(身体感覚)タイプの人は、事実を一旦自分の身体感覚に落とし込んでから話そうとするので一テンポ時間が必要です。
トーンは比較的低いです。
ステップ2.お客様の話の内容を観察する
お客様の話があちこち飛ぶと感じた場合は、V(視覚)タイプ。頭に浮かんだ映像を次々と話そうとするからです。
「…を見ました、見栄えが良い」が比較的多いです。白黒ハッキリと付けたい傾向も有ります。
お客様の話が理路整然と論理的な展開をしている人だったらA(聴覚)タイプ。
「…と聞きました、心に響きました、声をかけておきます」などという反応が多いのが特徴です。
話の中に、気持ち、手触りなどの感想が多い場合はK(身体感覚)タイプです。
「…は良い感じですね、熱い・寒い、把握する」などが口癖になると言われています。
ステップ3.お客様の視線や動作を観察する
視線や顔がよく上の方に言ったりキビキビしている人は、V(視覚)タイプです。姿勢も伸びている人が多いです。
視線は横だったり顔や身体が傾いたり手が顎や口元にいく傾向のある人はA(聴覚)タイプ。
視線が下に行きがちでゆったりとした姿勢を取ったり、抽象的な手の動きをする人はK(身体感覚)タイプです。
ステップ4.お客様のタイプに合った説明をする
ステップ1から3を駆使してお客様のタイプを見極めたらこのように接しましょう。
もしアナタが整体師で、自宅で肩の体操をしてほしいとします。
V(視覚)タイプの方には見本を何度も見せてあげて映像として覚えてもらうことが効果的です。
「肩を回してください」という説明だけでは不十分です。どうやってということを実際に見せてあげましょう。
A(聴覚)タイプの方には
「肩を30秒で15回ほど回してください。
なぜならそのくらいのスピードで肩を回すと血行が良くなり肩のコリが取れ、筋膜リリース効果もあるから肩こりがかなり減るからです」
などと理屈をしっかりと伝えることがコツ。
何故それをやる必要があるのか、どのような効果が有るのかをキチンと説明しましょう。
A(聴覚)タイプの方は話の筋が通っていないと不安になります。
K(身体感覚)タイプの方には肩の体操をしてほしければ、
「肩を回すと、辛い辛いゴリゴリの肩こりが、ふわ~と柔らかくなって肩の関節もクルクルと、とてもなめらかに動くようになり
とっても気持よくなりますよ。痛みが取れるからぐっすりと眠れます。」
と教えてあげましょう。
擬音語を使ったりどんな気分になるかを教えてあげるのがコツです。
相手に合わせて説明の仕方を変える
いかがでしたか?
相手のタイプによって説明が随分と違ってきますよね。
これをどの方にも理路整然と肩こりのメカニズムを説明しても楽しいのはAの人だけです。
VとKの人は右から左にアナタの話が抜けているかもしれません。
会話の中でどのタイプかを素早く見極めてお客様にあった説明方法をしてアナタのサービスの成約率を上げてください。